人工芝で水道管が破裂!?設置時に注意すべきポイント【水道職人:公式】

COLUMN
コラム

生活する中で「水」という存在は必要不可欠です。トイレ・お風呂・キッチンなど日常で使用する機会の多い水まわりでは、つまり・水漏れといったトラブルが起きることも少なくありません。
いざ水まわりのトラブルが起きた時に、覚えておいた方がよいことや気を付けておくべきことなどを「水のコラム」としてご紹介します。

人工芝で水道管が破裂!?設置時に注意すべきポイント【水道職人:公式】

       


自宅の雑草対策や自家製のドッグラン、家族団らんの場を作るなどの理由で、人工芝(防草シート)は人気があります。
 
特に、戸建て住宅での雑草対策問題は深刻で、処理を怠ればあっという間に自宅の敷地内が雑草まみれになってしまうので、こまめな処理が必要ですが、時間の確保が難しいということもあります。
雑草問題に悩んだ結果、人工芝の導入に踏み切る方も少なくはありません。
 
しかし、人工芝を設置するためには、ピンと呼ばれる釘を打設する必要があり、ピンの打設は地中に埋設されている水道管や排水管などの配管を損傷する恐れがあるのです。
 
今回は、人工芝の設置で水道管や排水管などの配管を傷つけないために、注意すべき点についてご紹介します。
 

水道管や排水管の埋設位置により人工芝の設置で穴が空く


人工芝を固定するために、U字釘と呼ばれるピンや丸釘で固定する必要があります。
ピンにはさまざまな長さがあり、長すぎると埋設されている水道管や排水管を傷つける可能性があるのです。
 

水道管

沖縄市では、「沖縄市給水装置の構造及び材質の基準に関する規程」により、自宅敷地内の水道管は30cm以上の深さで埋設することがで定められていますが、例外もあるでしょう。
たとえば、自宅の管理者が、自宅の維持管理のためにはもっと浅いところに埋設する必要があると唱えた場合、30cm以下の深さで埋設されていることがあります。
 
また、法律は時代により改訂していくため、自宅を建設した時代によって、水道管が浅い位置に埋設されている可能性や、30cm以上の深さで埋設していたけれど、時間経過で地面が削れていき、浅い位置での埋設になっているということもあります。
 
30cm以上の深さなら問題がないと考えて長いピンを使用すると、比較的浅い位置に水道管があり、打設で損傷したり穴が空いたりすることがあるのです。
 
給水装置の構造及び材質の基準に関する規程は、沖縄県の各自治体によって異なる場合があるため、お住いの自治体の上下水道局に確認してみてください。
 
なお、30cm以上というのは、車両が通らない範囲の指定であり、車両が通る場所については、60cm以上の深さが必要です。
 
参考:沖縄市給水装置の構造及び材質の基準に関する規程┃沖縄市
 

排水管

沖縄市の排水管の埋設深度は、「沖縄市下水道条例施行規程」により定められています。
 
自宅敷地内の埋設深度は20cm以上と水道管よりも浅い位置での埋設が可能ですが、私道では80cm以上と水道管よりも深い位置での埋設が必要です。
沖縄市下水道条例施行規程では車両が通る範囲としての括りではなく、私道という括りで記載があるため、自宅敷地内の駐車場や駐車場入り口などの車両が通る範囲が私道と同じ扱いになるのかどうか、沖縄市上下水道局に確認しておいた方が良いでしょう。
 
車両が通る場所はすべて80cm以上の深さで埋設されていると考えていると、20cmしか深度がなく、ピンを打設したときに排水管が損傷したり穴が空いたりする可能性があります。
 
排水管の埋設深度も、沖縄県の各自治体によってことなるため、お住いの自治体の上下水道局に確認してください。
 
参考:沖縄市下水道条例施行規程┃沖縄市
 

配管素材


近年で主流の水道管や排水管はHIVP管(塩ビパイプ管)ですが、普及率が高い配管はVP管(塩ビパイプ管)ではないでしょうか。
自宅を建設した時代によっては、鉄や鉛で作られた配管を使用している家庭もあるかと思います。
 

HIVP管とVP管の違い

HIVP管はVP管の強化版となる配管です。
VP管が持つ衝撃に弱いという特性や、割れやすいという弱点を克服した配管で、寒冷地でも使用しやすくなりました。
 
配管の色も異なり、HIVP管は濃いグレーで、VP管は薄いグレーという違いがあり、どちらの配管も熱に強いという特性と耐電圧を兼ね備えています。
 
HIVP管やVP管は、通常は1度の打設で配管が損傷することは、ほとんどありません。
特にHIVP管は衝撃に強い設計のため、打設による振動で受けるダメージも少ないと考えられます。
 
しかし、直接配管にピンを何度も打設すれば損傷しますし、穴も空きます。
また、経年劣化により強度が落ちていることで、1度の打設で損傷することや、穴が空いてしまうことがあるのです。
 

鉄や鉛製の配管

鉄や鉛で作られた配管は、経年劣化で脆くなります。
これは、長期間水にさらされることでサビが発生することが、原因として挙げられます。
 
鉄や鉛製の配管は、サビが発生することで針で刺したような、ピンホールという小さな穴が経年劣化で発生するほど、脆いのです。
 
そのため、配管に気が付かずに打設してしまうと、配管は損壊します。
 
鉄や鉛製の配管の耐用年数は約15~20年で、現在も使用している場合、耐用年数を超えている家庭がほとんどでしょう。
耐用年数を超えた配管は、些細な振動でも損壊する可能性が高くなってしまいます。
 

ガスや電気の配管も埋設されている


自宅敷地内で埋設されている配管は、水道管や排水管だけではありません。
ガス管や電気ケーブルも埋設されているのです。
 

ガス管

ガス管は法律により定められた埋設深度がないため、ガス管の位置を確認するためには、沖縄ガスなどに、「ガス管理調査」を依頼し、埋設位置を確認してもらう必要があります。
万が一ピンでガス管を損傷させたり穴を空けたりした場合、ガスがあふれ出し、火災や爆発、酸素欠乏症になる恐れがあり大変危険です。
 
人工芝を設置する前に、ガス管の位置を調査してもらうようにしましょう。
 
また、人工芝だけではなく、自宅敷地内で何かの工事をする場合は、ガス管の埋設位置の確認が必要です。
 
参考:道路上・敷地内工事に関する埋設ガス管の問合せ┃沖縄ガス
 

電気ケーブル

沖縄県は台風が多く、台風による災害被害の影響も受けやすい地域です。
そのため、沖縄県では県の取り組みとして、「沖縄県無電柱化推進計画」が発心されています。
 
また、都市景観の向上などの観点や、台風だけではなく地震災害における二次被害の対策として、電気ケーブルの埋設が推奨されています。
これにより、自宅敷地内においても電気ケーブルが埋設されている場合があるでしょう。
 
人工芝のピンを打設する前に、電気ケーブルの埋設について確認してください。
万が一電気ケーブルにピンを打設してしまうと、電気ケーブルの保護材が損傷し、漏電による感電の恐れやショートの恐れがあるために大変危険です。
 
参考:沖縄県無電柱化推進計画┃沖縄県
 

ピンの打設は慎重に


埋設されている水道管などの配管を損傷しないために、人工芝のピンの打設は慎重に行いましょう。
 

ピンの打設

ピンを人工芝に刺し込んで硬いものに当たる気配がしたときは、他の位置に刺し込んで打設してください。
人の手で刺し込んだ範囲に配管がある場合は、浅いところで埋設になってしまっている可能性があるので、ハイスイ沖縄などの水道修理業者に相談し、水道管や排水管の点検依頼の検討をした方が良いかもしれません。
 
水道管や排水管の上の土が少なくなっていると、土というクッションがないままに、配管に人が通ったときの振動などのダメージが与えられ、損傷につながります。
 
ハンマーでピンを叩いているときに硬いものに当たる感覚がした場合は、そこで手を止め、ピンを抜いて別の場所に変更してください。
自分でピンを抜くのが難しいときは、業者に相談しましょう。
そのままの状態で放置すると、足が引っかかって危ないですし、その結果配管が損傷する恐れもあります。
 

ピンの選び方

人工芝を止めるために使用するピンは、プラスチック製のものや、鉄製のものがあります。
鉄製のものは鋭利で水道管や排水管が損傷する危険性が増すため、プラスチック製のピンを選択することがおすすめです。
 
しかし、プラスチック製のピンは硬い地面には刺さりにくいというデメリットや、経年劣化が早いというデメリットがあるため、注意が必要です。
地面が硬いということが心配なときは、15cm以上の長さがあるピンを選ぶことで、安定して刺せます。
 
ただし、台風という強風の中ではピンが抜けてしまう可能性もあるため、刺す本数を増やすことで固定の強度を増させた方が良いでしょう。
 

ピンで配管を打設してしまった

ピンで配管を打設してしまったときは、配管ごとに適切な対応をしてください。
 

水道管

水道管を打設したときは、水道の元栓を閉め、ハイスイ沖縄などの水道修理業者に連絡してください。
 
地中に埋設されている水道管の水を止めるためには、自宅内の各蛇口に付いている止水栓ではなく、水道メーターの隣にある元栓を閉める必要があります。
 

排水管

排水管を打設したときは、家中の水道を使用しないようにし、排水されない状態を作りましょう。
水道管か排水管か分からないときは、同様に排水されない状態を作ってください。
 
損傷した排水管に排水が流れると、損傷箇所から排水が土の中にあふれ出し、大腸菌などの雑菌が繁殖する恐れがあります。
 
排水管を打設したときも、ハイスイ沖縄などの水道修理業者に相談しましょう。
 

ガス管

都市ガスは空気よりも軽く、プロパンガスは空気よりも重いという特性を持っています。
そのため、ガス管を損傷した場合、隙間から上がってきたガスは、空中に漂うか、地面の上に留まるかのどちらかになるでしょう。
 
どちらの場合も、火気があれば引火し大ごとに至るので、ガス会社に連絡してください。
 
ガスは目視では見えないため、臭いに違和感を覚えたときは、口と鼻を塞ぎ吸い込まないようにした方が良いでしょう。
大量に吸い込んだ場合、酸素欠乏症になる可能性があるのです。
 
打設した箇所をタオルなどで押さえ、ガムテープなどの押さえたものを止められるテープで止め、ガスが空気中に充満しないように応急措置も施してください。
 
ガス会社に連絡したときに指示が入った場合は、必ずそれに従いましょう。
 

電気ケーブル

電気ケーブルがむき出しのままで埋設されていることはないので、打設による感電が起こることはないと思いますが、電気ケーブルが覆われている配管カバーなどの保護材を損傷させてしまう可能性があります。
 
電気ケーブルの保護材が損傷すると、漏電が起こり、その結果感電につながってしまうので、必ず電力会社に連絡してください。
また、ショートは異なる配線が接触した場合にしか起こりませんが、地中内に配管以外は埋まっていないという保証はないため、注意した方が良いでしょう。
 

ピンで水道管を損傷したときはハイスイ沖縄へ!


人工芝のピンを水道管や排水管に刺してしまったときは、ハイスイ沖縄にご相談ください!
ハイスイ沖縄は地域密着型の、水まわりメンテナンスサービスを行っている会社です。
 
人工芝の設置は費用を抑えるために自分で行う方も少なくはありません。
その結果、水道管や排水管を傷つけてしまうという事例もあるのです。
 
水道管は地中に埋設されているため、ピンの打設でどれほどのダメージを受けているのか、水道管を掘り起こして実際に確認するしか方法がありません。
水道管の掘り起こしや点検は、ハイスイ沖縄にお任せいただくことで、お客様のご不便が少なくなります。
 
水道管を掘り起こしての点検となると費用の面で不安になり、水漏れしていないからそのままにしておこうと考えるかもしれません。
しかし、水道管は地中に埋設されているため、土を押しのけて勢いよく吹き出すほど水道管が大きく損壊している場合にしか、目視で確認できる規模の水漏れは起こりません。
水道管からの水漏れは多くの場合、勢いのない水が継続的に、人目の届かない場所で流れ続け、水道料金の高騰や、家の壁などが水浸しになっていることで気付きます。
 
また、水道管が地中で損傷すると、土砂などの異物が水道管の中に入り込み、水道水の安全性が損なわれてしまうのです。
 
排水管も同様に、地中での損傷は目に見えないため、排水管から漏れだした汚水で土が汚染されるという懸念があります。
水道管のように水道代の高騰といった目に見える被害がないので、放置しても良いと思うかもしれませんが、排水には大腸菌などの雑菌が含まれているため、汚染環境が作られてしまい、身体に悪影響が出る恐れがあるでしょう。
 
ハイスイ沖縄にご連絡をいただくことで、安心して水道や排水を使用できます。
 
ハイスイ沖縄では、現場に到着してお話を伺った後、お見積もりをお出しし、お見積もりの内容にご承諾をいただいた場合にしか作業しません。
そのため、数十万の高額請求が急に発生するという不安はご不要です。
 
水道管や排水管の損傷だけではなく、トイレのつまりや水漏れなど、水まわりのトラブル全般はハイスイ沖縄にご依頼くださいませ!
 

まとめ

人工芝は目に鮮やかで、触り心地も良く、老若男女を問わず人気があります。
また、犬を飼っている家庭では、ドッグランを設置する際に同時に設置することもあるのではないでしょうか。
 
人工芝の設置は自分でもできるため、自分で作業する方も多いですが、ピンを刺すときに気を付けないと、水道管や排水管などの配管が損傷し、修理に多額の費用が発生する可能性や、しばらくの間は水道が使用できないという不便が発生する可能性があります。
 
水道管や排水管を損傷してしまったら、ハイスイ沖縄にご依頼いただくと、最寄りのスタッフが最短30分で現場に駆けつけ、解決策の提案をいたします。
 
また、ガス管や電気ケーブルを損傷した場合、すぐにガス会社や電気会社に連絡し、対応を依頼しましょう。

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