【初心者でも簡単】ツーホール混合水栓の交換方法と失敗しないコツ

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コラム

生活する中で「水」という存在は必要不可欠です。トイレ・お風呂・キッチンなど日常で使用する機会の多い水まわりでは、つまり・水漏れといったトラブルが起きることも少なくありません。
いざ水まわりのトラブルが起きた時に、覚えておいた方がよいことや気を付けておくべきことなどを「水のコラム」としてご紹介します。

【初心者でも簡単】ツーホール混合水栓の交換方法と失敗しないコツ

       

キッチンや洗面所の蛇口の劣化やトラブルは、日常生活に大きな支障をきたします。特に使用頻度の高いツーホール混合水栓は、経年劣化による水漏れや操作のしづらさなどの問題が発生しやすいものです。

一見すると専門業者でないと交換が難しいように感じるかもしれませんが、正しい手順と適切な工具があれば、DIY初心者でも比較的簡単に交換できます。

本記事では、ツーホール混合水栓の基本知識から交換方法、注意点まで詳しく解説します。自分で交換に挑戦したい方はもちろん、業者に依頼する際の参考にもなる情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

ツーホール混合水栓とは?まずは自宅の蛇口タイプを確認

水栓の交換作業を始める前に、まず自宅の蛇口がどのタイプなのかを確認することが重要です。蛇口は現在取り付けられているものと同じタイプでないと、交換できない場合があります。

ツーホール混合水栓とは、その名の通り取り付け穴が2つあるタイプの水栓で、お湯と水を混ぜて使用できるタイプです。設置方法や形状によっていくつかの種類に分かれているため、正しく交換できるよう基本知識を身につけましょう。

ツーホール混合水栓の特徴と種類

ツーホール混合水栓は、2つの取り付け穴を使用して設置する水栓のことです。水とお湯を一つの吐水口から同時に出すことができ、温度調節が可能な点が大きな特長です。

操作方法によって主に以下の種類に分けられます。

ツーハンドル水栓

水用とお湯用の2つのハンドルを独立して操作するタイプ。比較的安価で、10,000円〜25,000円程度で購入できます。

シングルレバー水栓

1つのレバーで水量と温度を調節できるタイプ。使いやすさが特徴で、15,000円〜40,000円程度の価格帯です。

サーモスタット水栓

温度調節機能が内蔵されており、設定温度を保つことができるタイプ。安全性が高く、主に浴室の洗い場に設置されますが、20,000円〜60,000円程度と少し高めです。

それぞれの特長や価格を考慮して、用途に合ったタイプを選びましょう。

設置場所別のツーホール混合水栓の違い

ツーホール混合水栓は設置方法によって「壁付きタイプ」と「台付きタイプ」の2種類に分けられます。

壁付きタイプは、名前の通り蛇口が壁に直接取り付けられているタイプです。壁の中に配管が埋め込まれていて、浴室やキッチンでよく見かけます。配管とクランクがネジ山で固定されているため、比較的交換作業が簡単です。

一方、台付きタイプは、シンクや洗面台などの台に取り付けられており、台の下に給水管・ホースがある構造になっています。洗面所やキッチンに多く、配管作業が少し複雑になるため、壁付きタイプよりも交換の難易度がやや高いです。

どちらのタイプを使用しているかによって、交換の手順や必要な工具が異なるため、実際の水栓を見てあらかじめ確認しておきましょう。

取り付け穴の数・サイズ・心間の確認方法

新しい蛇口を購入する前に、現在の蛇口の仕様を正確に把握することが重要です。以下の点を必ず確認しましょう。

取り付け穴の数

ツーホール混合水栓は穴が2つです。ワンホールタイプと間違えないように注意してください。

取り付け穴のサイズ(直径)

穴径が合わないと設置できません。穴が大きい場合は専用アダプターで対応できることもありますが、小さい場合は穴を広げる必要があります。

取り付け穴の芯間

2つの穴の中心を指す「芯」の間の距離(ピッチサイズ)を指します。一般的には120mmまたは150mmが主流ですが、洗面所では102mm設定のモデルも多いです。

これらのサイズを測るには、メジャーやノギスを使用すると正確に測定できます。サイズが合わない蛇口を購入してしまうと既存の穴を使った取り付けができないため、事前の確認はとても重要です。

ツーホール混合水栓を自分で交換する手順

ツーホール混合水栓の交換は、正しい手順と適切な工具があれば、DIY初心者でも十分に挑戦できる作業です。壁付きタイプと台付きタイプで手順が異なりますので、それぞれの交換方法を詳しく解説します。

作業を始める前に、必ず交換する場所の止水栓を閉めて、水が出ないようにしておきましょう。この準備を怠ると、作業中に水が噴き出して大変なことになりかねないため注意が必要です。

壁付きツーホール混合水栓の交換手順

壁付きツーホール混合水栓は、比較的交換しやすいタイプです。以下の手順に従って作業を進めましょう。

  1. 交換したい場所の水道の止水栓を確実に閉める
  2. モンキーレンチを使って取付脚のナットを緩め、水栓本体を取り外す
  3. 壁から出ている配管を取り外す(固着して回らない場合は、水栓取り外しレンチを使用すると便利)
  4. 壁穴に残っているシールテープのゴミなどを丁寧に取り除く
  5. 新しい水栓の配管にシールテープを7〜8回程度、丁寧に巻き付ける
  6. 水栓本体を配管に差し込み、ナットでしっかり固定する
  7. 水道の元栓・止水栓を開け、水を出して水漏れがないか、お湯が正常に出るか確認する

シールテープの巻き忘れは、壁の中での水漏れを引き起こす原因になります。壁の中で水漏れが起きると気づきにくく、壁や床の腐食といった二次的な被害を招く恐れがあるため、特に注意が必要です。

台付きツーホール混合水栓の交換手順

台付きツーホール混合水栓は、シンクや洗面台に設置されているタイプです。配管作業が必要になるため、壁付きタイプより少し難易度が高くなります。

  1. 水道の止水栓を確実に閉める
  2. シンク下の点検口を開ける(点検口がない場合は自分での交換が難しい場合があります)
  3. 蛇口に接続されているナットをモンキーレンチで緩めてホースを取り外す
  4. 立水栓取付レンチで蛇口直下にあるナットを緩め、蛇口を上から引き抜く
  5. 取り付け部分の水垢や汚れをきれいに落とす
  6. 新しい蛇口を差し込み、立水栓取付レンチでしっかり固定する
  7. ホースと蛇口を接続し、ナットで確実に固定する
  8. 水道の元栓・止水栓を開け、水を出して水漏れがないか確認する

台付きタイプの交換では、特に陶器製の洗面台の場合、ナットを締めすぎると亀裂が入る恐れがあります。力加減に注意しながら作業を進めましょう。

交換前に必ず準備しておきたい工具

ツーホール混合水栓の交換作業には、以下の工具が必要です。事前に揃えておきましょう。

  • モンキーレンチ:配管のナット類を締めたり緩めたりするのに使用
  • 水栓取り外しレンチ:古い水栓を取り外す際に便利
  • 立水栓取付レンチ:台付きタイプの水栓を固定する際に必要
  • プラスドライバー・マイナスドライバー:各種ネジの取り外しに使用
  • シールテープ:壁付きタイプの水栓取り付け時に必須
  • バケツや雑巾:水漏れに備えて準備

これらの工具を全て一から揃える場合、5,000円程度で購入できます。一度揃えておけば、他の水回りのDIY作業にも活用できるため、長い目で見れば経済的といえるでしょう。

ナットのサイズは水栓によって異なる場合があるため、可能であれば交換前に確認しておくと安心です。

ツーホール混合水栓や工具が購入できる沖縄のホームセンター

ツーホール混合水栓や交換に必要な工具は、沖縄県内の大型ホームセンターで購入することができます。以下に、代表的なホームセンターをご紹介します。

メイクマン 浦添本店

住所:沖縄県浦添市城間2008

営業時間:9:30〜20:00

DIY材料や工具が充実しており、水回り用品も豊富に取り揃えています。専門知識を持ったスタッフが多く、初心者でも安心して相談できる環境です。

メイクマン 豊見城店

住所:沖縄県豊見城市田頭187番地

営業時間:9:30〜20:00

広い店内には様々な種類の蛇口が展示されており、実物を見ながら選ぶことができます。駐車場も広く、買い物がしやすい環境です。

カインズABLOうるま店

住所:沖縄県うるま市字豊原9番地1

営業時間:9:00~20:00

PB商品も豊富で、価格も抑えられています。無料の広い駐車場があり、家族での買い物にも便利です。

カインズFCあがり浜店

住所:沖縄県島尻郡与那原町字東浜68-1-2

営業時間:9:00~20:00

品揃え豊富で広々とした店内で、家庭用品から家電まで多様な商品を取り扱っています。安価な商品の品揃えも豊富です。

これらのホームセンターでは、店舗スタッフに相談すれば、自宅の水栓に合った製品を選ぶ際のアドバイスも受けられます。迷った際は、現在使用している蛇口の写真や測定したサイズ情報を持参すると良いでしょう。

ツーホール混合水栓交換時の注意点とよくあるトラブル

DIYでツーホール混合水栓を交換する際には、いくつかの注意点を確認することが大切です。よくあるトラブルと、それを防ぐためのポイントを紹介します。

適切な準備と正しい手順を守ることで、多くのトラブルは未然に防ぐことができるため、特に初めて水栓を交換する場合焦らず丁寧に作業を進めてください。

水漏れを防ぐためのポイント

水漏れは、蛇口交換時に最も注意すべきトラブルです。以下のポイントに気をつけて、水漏れリスクを抑えましょう。

シールテープの適切な使用

壁付きタイプの場合、配管接続部にはシールテープを7〜8回程度、適度な張力をかけながら巻きつけます。水栓を締めた際にテープが緩まないよう、時計回りにしっかり巻いてください。

ナットの適切な締め付け

緩すぎると水漏れの原因になりますが、締めすぎると部品の破損につながりかねません。特に陶器製の洗面台では、亀裂が入る可能性があるため注意が必要です。手で締められる限界まで締めた後、工具でさらに4分の1回転程度締めるのが目安です。

パッキンの確認

パッキンが劣化していると、わずかな隙間から水が漏れる原因になります。古いパッキンは再利用せず、新しい水栓に付属するパッキンを使用しましょう。

接続部の清掃

古い水栓を取り外した後、接続部の水垢やゴミをきれいに取り除きましょう。汚れが残っていると、密着性が悪くなり水漏れにつながります。

水漏れは発見が遅れると、周囲が湿ってカビが生えたり、階下へ漏水したりと二次的な被害を招く可能性が高いです。作業完了後は必ず複数箇所から水漏れがないか確認し、しばらく様子を見ることをおすすめします。

正しい排水栓タイプを選ぶには

蛇口交換と同時に排水栓も交換する場合は、適切なタイプを選ぶことが重要です。排水栓には主に以下の種類があります。

ゴム栓式

最もシンプルなタイプで、ボールチェーンに繋がれたゴム栓で排水口を塞ぎます。取り付けや交換が簡単で、価格も安価です。

ポップアップ式

操作棒の押し引きで排水栓を操作するタイプです。押すと排水栓が開き、引くと閉じる仕組みです。チェーンがないため見た目がスッキリしており、使い勝手も良いです。

ワンプッシュ式

ボタンを押すことで開閉する排水栓です。一度押すと開き、もう一度押すと閉じる簡単な操作が特徴です。

基本的には、現在使用しているのと同じタイプの排水栓に交換するのがおすすめです。異なるタイプに変更する場合は、排水金具も含めた交換が必要になることがあり、作業が複雑になります。

排水栓は蛇口と一体型のデザインも多いため、見た目の統一感を考慮して選びましょう。

賃貸物件での交換時の注意事項

賃貸物件でツーホール混合水栓を交換する場合は、事前に管理会社やオーナーに確認することが必須です。無断で交換すると、原状回復費用を請求されるリスクがあります。

以下のポイントに特に注意しましょう。

事前承諾の取得

交換作業の前に、必ず書面で管理会社やオーナーの承諾を得てください。あわせて交換予定の蛇口の詳細や作業方法を明確に伝えることが大切です。

原状回復の確認

退去時に元の蛇口に戻す必要があるかどうかを事前に確認しましょう。戻す必要がある場合は、古い蛇口を大切に保管しておく必要があります。

水漏れトラブルの責任

DIY作業による水漏れなどのトラブルが発生した場合、修理費用は自己負担になる可能性が高いです。自信がない場合は、プロに依頼することも検討しましょう。

既存の不具合への対応

蛇口に不具合があって交換を考えている場合は、まず管理会社に相談しましょう。通常使用による劣化であれば、管理会社側が修理費用を負担してくれるケースが多いです。

賃貸物件での水回りのDIYは、トラブル時のリスクが大きいため、可能な限り管理会社を通して専門業者に依頼することをおすすめします。

混合水栓の交換は「ハイスイ沖縄」へ

ツーホール混合水栓の交換は、正しい手順と適切な工具があれば自分でも可能ですが、不安な方や複雑な作業が必要な場合は、専門業者に依頼するのが賢明です。沖縄県で水まわりのトラブル解決を専門とする「ハイスイ沖縄」は、ツーホール混合水栓の交換も迅速・確実に対応しています。

「ハイスイ沖縄」は24時間365日、年中無休で受付を行っており、最短30分から1時間ほどで現地訪問が可能です。水道局指定工事店として信頼性の高い技術と品質を提供し、作業前には必ず詳細な見積もりを提示し、お客様が納得した上で修理作業を開始するため、追加料金の心配はありません。

支払い方法も、現金やクレジットカードだけでなく、銀行振込み、QRコード決済、コンビニ支払いなど多様な選択肢をご用意しています。専門の技術者が最新の技術で適切な修理を行い、アフターサポートも万全です。

特に初めての方や複雑な配管作業が必要な場合は、プロの手による確実な施工がトラブル防止につながります。水回りでお困りの際は、ぜひハイスイ沖縄にお気軽にご相談ください。

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